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「作家紹介」


2022年の「夢のイストワール展 PART7」で「ミーツギャラリー画廊賞」を受賞、2023年2月21日(火)から26日(日)まで、ミーツギャラリーで個展「Rosso e Blu」を開催する布施久美子さんを紹介いたします。

布施久美子(ふせくみこ)さん

ギャラリーファンタジア佐野で

☆布施久美子さんの…

今回の個展に対する思い:
2022年春に開催された「夢のイストワール展PART7」に私が参加した動機は、抽象の自作品を大きな壁に飾った時にどうなるかを試したかったからで、人に観てもらうとか、賞のことは全く考えていませんでした。だから、作品搬出に行ったら「ミーツギャラリー画廊賞」をいただいていて「何か間違いかな」と思いながら、主催者に確認したら事実と判明。その後、ミーツギャラリーの担当さんとの打ち合わせで、個展開催も決まっているのが分かり、私は気持ちを入れ替えてしっかりやらなければと思いました。
今回の展示作品は、個展が決まった頃、ちょうど赤と青の絵をたくさん描いていたので、「Rosso e Blu(イタリア語で『赤と青』)」と言うタイトルがパッと頭に浮かび、即断しました。加えて、ミーツギャラリーのあるビルには予防医療のクリニックもあり、ビル全体が凄く清潔で清々しい空気が流れ、いるだけで心洗われ、銀座の真ん中とは思えないほどです。だから、私の絵を観に来てくださった方々が、心静める時間を過ごしたり、元気になったり、綺麗な気持ちになってくれたら嬉しいですね。

作品コンセプト:
どんなに時代が進み、あらゆるものが進化しても、人が絵を描くという行為は原始的欲求であり続けると思います。
真っ白な画面に、はじめは自分が選んだ色彩や筆跡が残り、それをじっと眺め、そして画面から呼ばれてまた描くという行為を繰りかえし、だんだんとある風景のようなものが見えてきます。それは、自分から離れていくように、外的な要素を取り入れたいと思っています。
描いている時は自分だけの世界ですが、出来上がる画面は偶然の作用が入り、自己だけの世界でなくなることを願います。それはこの世界で人は一人では生きていけないという思い、時に祈りに似ています。
絵の鑑賞者それぞれが、受動的ではなく能動的に何か感じてもらえるような作品をめざしています。


主な展示:
〔個展〕
2002年 黄金背景テンペラ画 (T-BOXギャラリー・銀座)
2003年 小品展示(TOCCA 店鋪内・表参道)
2004年 黄金背景テンペラ画 (ぎゃらりぃ朋・銀座 以後2005年、2008年)
黄金背景テンペラ画 (あおぞら銀行本店ロビー内・九段下)
2006年 黄金背景テンペラ画 (聖路加画廊・築地 以後2012年)
2019年 「絵と詩」(銀座ギャラリー邨)
2021年 「Angelo italiano」水彩色鉛筆画とテンペラ画(T-BOX東京八重洲)
2021年 「ひかりの向こう」(銀座ギャラリーあづま/日本橋Art.jp企画)

〔グループ展〕
2002年 全日本アートサロン大賞 入選佳作
2003年 第9回朝日オランダ紀行チューリップ展 入選
2009年 朝日チャリティー美術展(銀座松屋以後2021年迄参加)
「五十嵐加代子・布施久美子二人展」(松坂屋美術画廊・銀座)」
2012年 夢のイストワール展(O美術館・大崎 以後14年、16年、22年に参加)
2022年 「イタリアからの風」(ベネチアンガラスとの二人展 そごう千葉)
他グループ展多数

<掲載誌>
美術年鑑、現代美術アーティストファイルⅡ、美術界データブック、現代人気美術作家年鑑、アートコレクターズ




(構成・撮影 関 幸貴 )



プロフィール

布施久美子さん
◆布施久美子(ふせくみこ)さん
画家
東京浅草生まれ
女子美術大学絵画科洋画専攻卒業。
大学卒業後、日本にて有森正氏や石原靖夫氏より西洋の古典技法テンペラ画を学ぶ。
イタリア/フィレンツェに美術留学、Accademia d'arteにてテンペラ画コース受講。

◇布施久美子 森藤益一 二人展 開催情報
会期:2023年3月4日(土)~27日(月)
会場:千葉そごう9F
點燈夫(てんとうふ)ギャラリー
所在地:千葉県千葉市中央区新町1000番地
電話:043-245-2111 
アクセス:JR千葉駅南口から徒歩約0分
 
愛用のテンペラ画用絵具 愛読書「イタリアの天使達」 作品「wave」 作品「青の余韻」

 

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