アトリエ 訪問

爽やかな風が吹く5月上旬、東京都目黒区自由が丘1丁目にあるギャラリーguildで、ちょ いな さんのインタビューを行いました♪

ちょ いな(Tadamasa Seki)さん

ちょ いな(Tadamasa Seki)さん

☆ちょ いなさんの…
好きな作家 :

質問に色々なアーティストが頭を過ぎりますが、中でも彫刻家の土谷武さんとピカソは特別な存在です。 土谷さんを初めて知ったのは、私が20代前半で彫刻の工房に通い学んでいた頃、そこにあったチラシで「生き物」を主題にした彫刻がメインの展覧会が群馬県立館林美術館あることを知り、緑に囲まれた素敵な美術館へ行った時のことでした。 初めて見た土谷作品は忘れもしません、ただの鉄板で作り上げた「蝶」。 なんでもない様な感じだけれど、空間性や接地面を考え、影さえも造形にし、無いものがあるその表現に吸い込まれ、鉄板そのものは薄いのに重厚感と生命感があり感動しました。 また、そこで北海道の旭川で土谷さんの展覧会をあることを知り、数ヶ月後、一念発起して旭川へ向かい、会場だけでなく、親切な方に教えられ老人施設でも土谷作品が見られて幸せでした。 現在、私は主に金属を素材に小さな造形を制作しています。 でも、将来的に木を主な素材にして制作するつもりですが、無機質な金属を素材にした土谷作品から表現の幅の広さと奥の深さを感じられるのが素晴らしく、この感覚を会得できればと考えています。 そして、ピカソとの出会いですが、1994(平成6)年に上野の国立西洋美術館で開催された「バーンズ・コレクション展」でした。 母と姉と一緒に行き、3〜4時間並んで入ったのですが、小学生だった私はピカソが「青の時代」に描き上げた作品「苦行者」に吸い込まれ、2時間ぐらい見続けていました。 少し大げさに聞こえますが、この作品と出会う宿命にあった気がします。 以後、首都圏で行われるピカソの展覧会へは足を運んでいます。 好きな理由は「強い意思があるところ」。どういう意味かと言えば、ピカソは幼い頃からデッサン力がずば抜けていて神的存在でしたが、作品によっては本当に違う人が描いた様になるのが凄い。 また、メンタル面では素直に人の状況を受け入れる度量があるけれど、強い意思があるから、変な色には染まらないと思えるからです。加えて、ピカソにしても土谷武さんにしても他では見られない純粋さ、制作に対しての真摯さには言葉がありません。

こだわり :
一番大切にしているのは、イマジネーションです。 例えば、バラの指環を造る時、バラをどう造るから始め、そこからイメージを膨らませ作品化します。 ただ、制作がうまく進まず、変な欲が出て自分自身がクラッシュした場合は、作業場近くの公園へ行き自然の中に身を委ねたり、空を眺めることで心を無にして再始動します。 あと、実作業でこだわっているのは、よく見ること。絵も彫刻もそうだけど、造るのと同じくらい自作品を見ますが、それが制作の3〜4割にあたると思っています。 同様に作品の展示会場もしっかりと下見、最良の作品展示を考え出します。とにかく見ることは大切な行為だと思っています。 そして、指環等アクセサリー系の場合、完成後に置いてよし、見てよし、着けてよしの作品になり、お客様の喜ぶ顔が見られたら、こんなに嬉しいことはありません(笑)。

撮影協力:ギャラリーguild

プロフィール

ちょ いな(Tadamasa Seki) さん
形人(ぎょうじん)A form person。
形人とは:「すべてのものはカタチから成り立つ、自分はいつもカタチをみていきたい、いつどんなときでも...」by ちょ いな

6月14日東京生まれ、双子座。 学校法人専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ ジュエリーデザイン科 メタルクラフトコース卒業。 ミーツアートクラブメンバー。

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 ちょ いなさん、作品展示予定
3ヵ月間ボックス展示(One box story仮名)を、ギャラリーguildで今年6月頃から開始予定。 facebook等で告知します。
会場:ギャラリーguild
所在地:目黒区自由が丘1-20-8
電話:03-3724-1238
営業時間:12:00~19:00
定休日:水曜日、木曜日

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