アトリエ 訪問

2019年11月20日、第75回記念選抜「現展100人展」が開催されている横浜市民ギャラリーに清水のぶ子さんを訪ね、
好きな作家、制作時のこだわりについて語っていただきました…

清水のぶ子(しみずのぶこ)さん

清水のぶ子さん、横浜市民ギャラリーで

☆清水さんの…
好きな作家 :

あげたらたくさんいますが、洋の東西に関係なく自分の感性に合う作家が好みです。いま私自身が金箔に凝っているので尾形光琳や酒井抱一に注目しているし、洋画では、オーソドックスにモネ、クリムト、そしてブーシェが好き。他にもまだまだいますが、その中でも20年以上関心を持ち続けているのはゴッホです。昔から彼の存在は普通に知っていました。でも、強く意識するようになったのは、主人の仕事で1994年〜99年までニューヨークに住んだ時です。駐在時、二人の子どもは現地校に通いました。そして、下の娘が小学校1年か2年の時にアートの授業で「ゴッホの伝記」を読む宿題が出て、私も興味があったので一緒に読んだのが始まりでした。そして、個人的にもニューヨーク近代美術館(MoMA)とメトロポリタン美術館に行くことが多く、生のゴッホ作品を観る機会に恵まれたことが、私の思いを強くしたのかもしれません。彼の作品は目の前にすると気持ちが入っているのが分かり、本当に動けなくなります。特に好きな作品はMoMAで見た「星月夜(Starry night)」、あの心情を表現した夜空の青はたまりません。そうした思いもあり、2年前の3月にはゴッホが住んだアルルを娘と2人で訪ねました。そして、描かれた頃とあまり変わらない黄色い家やカフェ・テラス等を見た時、アルルの暗い空と共に彼の心の闇に少しだけ触れられた気がしました。

こだわり :
私はトールペイントを1990年から始め、2010年から本格的な絵を描き始めましたが、描くことに関しては同じだと思っています。好きな題材は、女性、花、蝶、美しいものです。花は、花そのものが美しいので写実的に描きますが、女性はリアルに描くと私のイメージから遠ざかってしまうし、好きな顔を描きたいので心の中で再構成してから筆をとります。そして、顔の細かいパーツに関しては人に頼る訳にはいかないので、睫毛の生え際、目蓋の陰、唇の皺とかを鏡の中の自分の顔を見て描きます。前回のアニメーターがモデルになったNHKの朝ドラでも、主人公が鏡を目の前に置いていたから同じだなと思いました。ただし、私の場合は自分よりも美化します(笑)。そして、日常的に好きな色はピンクだけど、描く時によく使うのはローズ系の色、絵具だとアリザリンクリムソン。ちょっと暗いけれど涼しげな色気があって、私の少女時代を含めたなんとも言えない心情を表すのにちょうど良いのかもしれません。最近、人生色々あるけれど、自分には絵があって良かったとつくづく思っています。何故なら、絵は自己表現でもあるけれど、心の平静も保つことができるから。とにかく外出する用がなく家にいられるなら、6〜7時間は描いている私です(笑)。

*2019年11月20日インタビュー

プロフィール

清水のぶ子さん
ペイント作家・画家
9月11日愛知県名古屋市出身、乙女座、O型
2008年:マスター オブ デコラティブ アーティスト(MDA)取得
現代美術家協会(現展)準会員
NAU(New Artist Unit)メンバー
日本デコラティブペインティング協会(JDPA)講師会員
ミーツアートクラブメンバー

○清水のぶ子さんの展覧会情報
・グループ展 六華展
会期:2019年12月12日(木)〜17日(火) 11:00〜18:00  *最終日16時まで
会場:銀座 Gallery G2
所在地:東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル1F
電話:03-3567-1555

・個展
清水のぶ子 絵画展 ~金と銀の世界~
会期:2020年2月26日(水)~3月3日(火) 10:00~20:00 最終日17:00
会場:阪神梅田本店9階:阪神美術画廊
清水のぶ子 個展
会期:2020年7月30日(木)~8月11日(火) 11:00~18:00 水曜定休
会場:軽井沢・ギャラリー「アート泉の里」
愛用の絵具と筆 愛読書  自らの絵を施した愛用品  清水のぶ子さんのトールペイント作品集   

 

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