アトリエ 訪問

 

☆「これまで コレカラ」☆

2020年12月初旬の土曜日、K-OZAWAさんを全て新作で個展開催中の赤坂のドイツ料理店
マールツァイトに訪ね、作品制作のこれまでコレカラについて語っていただきました…

K-OZAWAさん

個展会場にて

☆K-OZAWAさんの…
これまで:

作品制作に関して、これまでも現在も含め、ちょっとずついつも変化していると、私自身実感しています。実は子どもの頃から描くのは好きで、少し通信教育でかじったことはありましたが、専門的に絵を学んだことなく自己流で描き始めたのは、私が大学在学中の2001~2年ぐらい。なので画材の使い方もよく分からず、始めた頃は事務用ボールペンで描き、その後、色鉛筆や水彩で塗っていました。それが2009年のある日、絵を通して知り合った方から、本格的に絵描きとしてやっていくとしたら、アクリルや水彩を使った方が良いとアドバイスされ、迷いもなく納得。当日、アクリル絵具を購入しました。当時描いていた内容は私のオリジナルワールドです。例えばインカ帝国が、もし現代に残っていたらとか、亀の甲羅の上の最先端都市とか、虹に覆われた町とか、想像を巡らして描いていました。でも、技法を変えた2009年以降は自分が好きでイメージしやすかった電車や鉄道関連の絵も多くなり、私の不思議ワールドは徐々に広がりを見せ始め、2018年1月に私の描く世界を設定しました。

コレカラ:
現在、グループ展をはじめ様々な場面でアーティストの方々とお付き合いさせていただいています。その彼らに刺激され、自分の色を明確に打ち出した方が良いと思いました。加えて、ひとりの人間の中には「ひとつの世界、文化圏」があるという考えに至り、はっきり「自分の持っている文化圏」を絵の中に打ち出していこうと決めたのが、2018年1月です。そして思案の末、私の描く舞台となるのは中央にある先進国家ではなく、どこか辺境に位置するC.T.W.(Colour-Trash World カラートラッシュワールド)に設定にしました。絵の内容は、そのエリアを運行範囲としているC.T.R.(Colour-Trash Railway)という鉄道会社と、その周辺を形成、取り巻いている色々なものたちを描くことにしました。
自分でテーマをしっかりしたのが好影響で、描いていても楽しく、建物や壁の色は独特の色になり、地面や道路も明るくし、絵に模様が増えたのでカラフルさも増したと言われています。また、最近ではミニマグネットや期間限定でHPからダウンロードできるモノクロのブックカバーも制作、キャンバスだけでなく様々な自作品を展開し始めました。描き方も一度は封印したボールペン画も再開。これから、もっとColour-Trash World をより広げて行ければと思っています(笑)。


◇K-OZAWA個展 開催情報
期間:2020年12月1日(火) ~ 2021年1月30日(土) 11:00~17:00
場所:ドイツ&オーストリア カフェレストラン Mahlzeit マールツァイト
所在地:東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館1F
・コロナ感染防止により日祝休、営業時間は17時まで
・飲食店につき1オーダーorテイクアウトお願い致します。
https://www.facebook.com/Mahlzeit2020

取材協力:ドイツ&オーストリア カフェレストラン Mahlzeit マールツァイト


(構成・撮影 関 幸貴)

 



プロフィール

K-OZAWAさん
絵描き/イラストレーター
1979年東京都新宿区生まれ、新宿育ち
専修大学経済学部卒業
ArtQメンバー
◇趣味
音楽鑑賞 聴くジャンルはタイ、香港、台湾、韓国、
ブラジル音楽から60年代フレンチポップスまで幅広い
◇活動
2014年から毎年 ArtQ展で作品展示
2015年から毎年「劇団ふぁんハウス」の公演チラシを制作
◇web
http://colourtrash.jimdofree.com/
https://www.facebook.com/kozawacolourtrash
instagram.com/kozawaig2


作品「色彩処理工場がある街のクリスマス」 愛読書「地下鉄」作・絵:ジミー 愛用の水彩色鉛筆 制作した「モノクロブックカバー」 

 

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