9月中旬、休日でくつろぐ金伊雪さんを横浜の自宅に訪ね、写真撮影、作品制作、色々なことを語っていただきました…
アトリエ 訪問
金伊雪(きむいっする)さん

☆金伊雪さんの
好きな作家 :
色々考えてみましたが、好きな作家に心当たりがありません。
と言うか、特定の作家さんに関心はなく、私にとっては有名無名を問わず、目にした作品、耳にした作品を気に入り、心が通い合えば、それで良いと思っています。
以前、たまたま見に行った六本木ヒルズの森美術館で、「この人の世界観好きだな」と展示作品に長時間見入っていましたが、やはり作家の名前は覚えていません(笑)。
私、好きな絵をパッと見た時、ワッとなるだけで、満足してしまうのです。
どこか「一期一会」で作品そのものが好きなのです。
友人からは、「醒めている」と言われることもありますが、好きになったレゲェの曲はエンドレスで100回ぐらい聴くし、お手頃な好みの絵を見つけると、関連グッズまで購入します。
それって、好きな作品のエネルギーを自分の中に取り込んでいる行為なのかもしれないけれど、好きな人を限定していないから、周囲の人や作品全てが対象になるので視野が広がると思っています。
でも、好きな写真は、彩度が高く、明るくてクリアーな作品が多いけれど、原色もモノクロも好き。
とにかく気分的にしっくりする写真が好きです。
しかし、こうして自分の気持ちを言葉にするって難しいですね(笑)。
こだわり :
「こうじゃなければならない」が私に中にはないので、こだわりがないのがこだわりかも(笑)。
だから、あまり考えず自分の感性の赴くまま自由に写真を撮っています。
撮影のタイミングは、普段と同じように歩いていても世界が違って見える時があり、それが目に入り、被写体が「ここだよ!」って言っている気がします。
でも、フリーでバイト生活の頃は感覚が鋭く、その光景にはよく出会えたのだけれど、今年7月から正社員としてチョコレート屋さんに勤め始めたのをきっかけに仕事好きも手伝い、今は勘が鈍くなっているので、少しヤバイかもしれません。
ただ仕事で帰りが遅くなり、これまであまり撮ったことのなかった夜を撮影できそうなのでちょっと自分でも期待しています。
とにかく今は写真ですが、将来的には違う分野のアートに挑む可能性が私にはあると思います(笑)。