Atelier TOMOMI WATANABE | アトリエ 訪問 渡邊智美

アトリエ 訪問

2018年2月上旬の土曜日の午後、横浜の高台にあるアトリエに画家渡邊智美さんを訪ね、白い光とともにインタビューを行いました!

渡邊智美(わたなべともみ)さん

渡邊智美さんのアトリエで

☆渡邊智美さんの…
好きな作家 :

ホアキン・トレンツ・リャド、1946年スペイン生まれ、1993年に早逝した画家です。美大生の頃、原宿のギャラリーで30〜40号の複製画を10点ほど展示されているのを見たのが最初でした。 展示作品はスペインの風景画でしたが、美しい配色と的確なデッサン、彼の色彩感覚とフォルムに心を動かされました。 その後、原画も見ていますが、トレンツ・リャドが描く明るい色彩には憧れています。 他にも古今東西、著名な作家さんの作品を何万点も見ていますが、たぶん「良いな」と感じたことは知らぬ間に、私に影響を与えていると思います。  見るといえば、18歳の夏、大学1年生の時、武蔵美の学生を中心に約20名で35日間かけてヨーロッパ10ヶ国を旅行しました。 別名「サバイバルツァー」とも呼ばれる旅で、美術史の流れに沿って各国の主だった美術館、プラド、ルーブル、オルセー等を巡るのが目的でした。 イタリアの13〜14世紀の古い美術から見始め、時代を追ってフランスやイギリスに向かったのですが、それらの日々は、まるで西洋絵画の美術史の中を歩いているようでした。 幸いなことにアッシジの聖フランチェスコ教会では、地震で崩れる前のフレスコ画を見ることもできました。 結果、最初は宗教的で暗かった絵が時代と共に、どんどん明るくなるのが分かり、印象派が如何に革命的だったのかを、若い日に体感できたのは本当に良い経験でした。

こだわり :
この世の中で最も素晴らしいクリエーターは神様だと思っています。 彼の創造した自然、空、雲、流れる水、木々、何もかも全てが本当に美しいです。 神様には絶対に追いつけませんが、常にライバルとして追いかけ、みなさんが素敵な自然を見て感動するように、私の絵を見て、それに近い感覚を抱いてもらえるよう願って描いています。  私の作品テーマは、「粒子」です。 大学卒業後、しばらくはグループ展等で美術活動していましたが、仕事、結婚、出産等、諸事情で創作活動を休止。 そして、10年前の誕生日に一念発起して創作を再開。 その時に決めたテーマです。これは絵に挑む前の高校時代に「光って何だろう?」と物理学の本を読み、「光=粒子」、物質は全て粒子から成り立っていると理解したことに端を発し、画業を再開した時にテーマに決めました。 そして、描く時は白いキャンバスに向かって、心を無の状態にして内側から湧き出るイメージに筆を委ねます。 そうすると、いつの間にか自分自身存在しない無の状態になります。 それ描き方こそが私の制作のこだわりなのかもしれません(笑)。

プロフィール

渡邊智美さん
画家。
8月16日生まれ、獅子座、A型、愛媛県松山市出身。 武蔵野美術大学卒業。 水彩連盟準会員、KSアーティストクラブ代表。

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☆ 展覧会情報

 第15回花まつり
4月2日(月)〜7日(土)  銀座ミーツギャラリー :東京都中央区銀座6-7-18 デイム銀座10F
 第77回水彩連盟展
4月4日(水)〜16日(月)  国立新美術館 :東京都港区六本木7丁目22-2
 Abstraction2018展
4月9日(月)〜14日(土)  GALLERY ART POINT :東京都中央区銀座1-22-12 藤和銀座一丁目ビル6F
 第3回KSアーティストクラブ展
5月21日(月)〜27日(日)  銀座幸伸ギャラリー :東京都中央区銀座7-7-1 銀座幸伸ビル1F&2F

 

アトリエに置かれた作品 机上 絵の具たち 愛用の筆