アトリエ 訪問

大型台風21号が襲来中の東京目黒、自宅マンションの仕事部屋で関幸貴さんのインタビューを行いました!

関 幸貴(せきゆきたか)さん

関 幸貴さんの仕事部屋で

☆関幸貴さんの…
好きな作家 :

ピカソが好きか嫌いか未だにわからないけれど、23歳の冬にニューヨーク近代美術館で見たゲルニカには圧倒され、絵を見て立ち尽くしたのはこの時が初めてでした。 そして、57歳の時にスイス/ベルンのパウル・クレー美術館で見たピカソと、好きなクレーの二人展、それぞれの作品を見ていると、いつの間にか頭の中で混在していたイメージが一つになったのは驚きましたが、それは二人の作品に、どこか論理的な空気が漂っているのからなのかもしれません。 で、私が最も好きな画家はゴッホ、作品から伝わってくるのは彼独特の感性だけ。 悲劇的な人生がクローズアップされますが、それさえ彼はエッセンスにしたと思います。 アムステルダムのゴッホ美術館の一角で見た「アーモンドの開花」のなんとも言えない存在感はたまりません。 そして、好きな写真家は、フランス生まれのジャンルー・シーフです。 ルポ、人物、風景、ファッション、何を撮っても彼の視線を感じ、シーフの世界を明確に展開、広角系モノクロ写真は秀逸で、私は今もそれに惹かれ続けています。

こだわり :
仕事面だと若い頃はがむしゃらでしたが、プロとして歳を重ねた現在、依頼主、取材先、写真家、意思の疎通を図り三方全てが喜べる成果が出せることを心がけています。 また、私的には来年の秋の個展開催のため、ここ数年は日常的な光景を撮り続けています。 この撮影時、感性の趣くまま被写体に迫り、ファインダー内での光と背景の処理を丁寧にすることを心がけています。 来年で写真を始めて半世紀になりますが、好きな仕事をし続けている私は幸せ者だと思います(笑)。



☆個展のお知らせ

◇関幸貴個展 Silence ~1976 in the United States~
       [ サイレンス  ~1976年米国で~

会期:2018年1月4日(木)〜1月31日(水) 
会場:JAZZ SPOT J
所在地:〒160–0022
    東京都新宿区新宿5–1–1 ロイヤルマンションB1
    tel:03-3354-0335 fax:03-3354-0355
営業時間:18:30~0:00
日曜日お休み、他はホームページでご確認ください。

 

プロフィール

関 幸貴さん
写真家。
1953年01月06日名古屋生まれ、O型。 1976年03月学校法人多摩美術大学多摩芸術学園卒業、(有)世紀工房所属。卒業と同時にフリーとなり、主に雑誌媒体で著名人からスポーツ、花、農業分野まで撮影。 現在、インターネットマガジン『月刊宮島永太良通信』では企画 / 取材 / 編集も行う。
◆個展  1976:東京アメリカンセンター等全国4ヶ所で、『現代アメリカの女流詩人』写真展を開催。  1997:浜松遠鉄デパートでニューカレドニア写真展『海・人・街』を開催。  2002:毎日新聞東京本社/アートサロン毎日で、藤本義一氏ら作家を中心に著名人30名を撮影した『男の肖像』写真展を開催。  2005:写真展『南の島から・ニューカレドニア』を代官山フォトギャラリーで開催。  2006:名古屋JR高島屋、デパートのサマーキャンペーン全館装飾用にニューカレドニアの写真を提供、写真展も開催。  2013:銀座ミーツギャラリーで『La La! ニューカレドニア』写真展開催。  2014:代官山フォトギャラリーで『スイスの光』写真展開催。  グループ展『花まつり』『ArtQ』にも参加。
◎賞  1995:第1回SSF世界スポーツフォトコンテストに『ホイット父子in徳之島』で入選。 

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