スナップフォトを作品とする関大介さん。街がアトリエということで、初夏の風薫るなか、多摩川を見下ろしながらお話を聞きました。
アトリエ 訪問
関大介(せきだいすけ)さん
☆関大介さんの…
好きな写真家 :
分厚い写真集まで買って最も何度も眺めているのは、ジャンルー・シーフです。
他の写真家ではそんなことをしようと思ったことがないので、たぶんとても好きなんだと思います。
あんなに多芸でスマートで嫌味のない写真家は他に知りません。
時代ごとに作風がさらっと変わるあたりには、デヴィッド・ボウイ的なものも感じられ、そうしたスタイルも純粋にカッコイイなと感心します。
ただ昨年、埼玉県立近代美術館の展示を観て、ジャック=アンリ・ラルディーグが最も好きな写真家になったかもしれません。
ラルディーグはアマチュア写真家を自称していますが、楽しんで撮っている彼の心が作品から迸り出てくるように感じられる、本当に稀有な存在です。
どちらもずっと目標にしていたいですね
こだわり :
2年くらい前までは、50mmの標準レンズがマイブームだったのですが、今は24mm-240mmという横着なズームがお気に入りです。
レンズはある程度慣れたら(=飽きたら)次に行く感じで、なるべく自分の中の焦点距離が固まらないように意識しています。
画像補正はトーンカーブ主流。右利きですがマウスは左手。街を歩き回って撮るのも好きですが、少し欲張って撮影機会を増やしたいときには、ほぼフルカスタムの怪しい自転車に乗って出かけます。
トップギヤは53-11Tと最高速度には大満足ですが、スタンド付きでどこにでもすぐ止められる方が撮影には重要。
特に速く走りたいわけではなく、歩きよりも速くラクに移動したいだけなので、同じ用途のためにロードバイクとママチャリを天秤にかけられたら、間違いなく後者を選びます。
実際、よその街でレンタルバイクのママチャリを乗り回して撮影するのも大好きです。